何のために社内勉強会をやるのか
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2ヶ月続けての社内勉強会主催
1月に続いて2月も2日続けて社内勉強会をやらせて貰いました。
お題は
- Webの基礎知識の話
- JavaEEの話
- エンジニアから提案するという話
の3本立てでした。
今回は多過ぎました。
テーマを広げ過ぎて誰に向けての勉強会なのかサッパリ分かりませんでした。
なかなか人が集まらない社内勉強会だから、
じゃあ、テーマを増やしてみたらどうだろうと思ってやったことが裏目に出てしまいました。
社内勉強会をする場合、Javaに関する勉強会だとウケが良いから
元々その路線で行くつもりで考えていましたが、
Javaの初心者にWebシステムを作る上で使うJavaの話をしようにも、
Webの知識を持っていない人が多そうだったので、
社内SNSでアンケートを取ってみたら、
やっぱりWebの基礎知識についてやった方が良いという結果になりました。
なので、Webの基礎知識とJavaを使ったWebシステムの話ということで、
JavaEEの話をしようと思いました。
もう一つ、何故エンジニアから提案するという話を3つ目に入れたかというと、
エンジニアでも設計だけとかプログラミングだけじゃあダメだろうと、
何年か前からそっち方面の勉強もしていたので、
その辺りの知識も必要としている人が居ると思って、
それで3つ目にこのテーマを入れました。
結果は最初に書いた通りサッパリでした。
テーマを広げた所為でWebの知識は知りたかったけど、
提案とかそっち方面の話は別に要らないとか、その逆もあったり、
Javaの話は全然わからなったけど、提案の話はためになったとか・・・
人に依っては聞きたくもない話を聞かされたという感想を持った人も居ました。
決定的だったのはググったら分かる内容は要らない!という一言でした。
おっしゃる通りで。。。
JavaEEの話は環境構築の話だったので、
「へー」と思った人も居ましたが、概ねイマイチな反応でした。
そもそもこのブログで書いていた内容だったので、
私自身も「あ、要らないか」ってあっさり思ってしまいました。
そういう訳で、
2日目はJavaEEの話はもうブログ見て下さいって言って終わりにしました。
Webの基礎知識の話も極力ググったら簡単に出てくるような話ではなくて、
実体験を元に興味のそそられるような内容に変えてみました。
1日目のダメ出しのときに色々言われた事を全部取り込んだお陰で掴みも良く、
最初から楽しんでもらえる勉強会になりました。
誰のための勉強会なのか
こちらが話をして相手が聞いているような勉強会は、
発表者の発表の練習にもなったり勉強会の資料作成にあたって、
調べる事も多いので発表者自身の勉強になりますが、
そもそも誰のための勉強会なのかというのが抜け落ちていたように思いました。
テーマだけ周知するのではなく、そのテーマの詳細部分ももっと伝えて
勉強会に参加する事で何が得られるのかを明確にすべきでした。
何のために社内勉強会をやるのか
ひとえに勉強することに興味を持ってもらう事です。
学生時代は勉強していた人も社会人になると勉強する機会が減ってしまい、
目の前の仕事を片付ける事だけに時間を費やすのは勿体無いと思います。
仕事もある程度出来るようになると、時間的な余裕が出来る筈なので、
その時間を使って新しい技術を学んだり、学んだ事を共有する事でまた新しい気付きのようなものも生まれると思います。
その繰り返しでチームや組織って成長するものじゃないかなと思います。(知らんけど。)
SI業界は多重下請け構造になっているので、
大体どこかの会社に常駐していたり、一部は一括請負で自社でやっている所もあります。
そんな中で新しい技術や新しい取り組みに手を出そうとするとコストになるので嫌われます。
仕事はそつなくこなしていても、そのままじゃ自分の持っている技術はどんどん陳腐化します。
そうならないように先ずは自分から学んで仕事で使える状態にしておくと、
新しい波が来ても取り残される事は少ないんじゃないかなと思います。